【徹底解明】ユーキャンの資格は使えない?口コミはホントに正しいのか?

ユーキャンで学びを始めよう、資格を取ろうと思っているひとには、ネガティブな口コミや検索ワードがヒットすると不安になりますよね。

ユーキャンの資格は使えないというワードや口コミがヒットしますが、本当なのでしょうか?

かくいうワタシもユーキャンを選択しようかなっていうとき、ネガティブな口コミやワードを見つけてしまって、不安感先行で正しく考えられなくなったことがありました。
体験上からもこうした方が多いのではないのかな?と思っています。
そこで、ここではユーキャンで取る、取った資格が使えないというようなネガティブなワード、口コミをしっかりと掘り下げてみました。
・ユーキャンで取ろうとしている資格が有効なのか。
・ユーキャンで取った資格が実際に役立つのか。
この記事で、こんな疑問や不安を解決してください!

ユーキャンの資格は使えないという口コミ
ユーキャンの口コミを検索していると、かなり上位に「ユーキャン 資格 使えない」というキーワード(検索する際に使う重要な手掛かりとなる言葉、単語)が出てきます。
実際に確かめてみると、多くはないですが厳しい口コミも投稿されています。
・ユーキャンで簿記資格を取ったけど、就職や転職、今の職場での昇格昇進などに役だっていない。
・事務能力を向上させようと思ってMOSを取ったところで、資格手当が出るわけでもない。
・調剤薬局事務は民間資格なので大手のドラッグストアに転職しようとしても採用にも影響なし、取っても今の職場で時間単金が上がるわけでもない。
・転職狙いでフィナンシャルプランナーを取ったけれど、社内からも無評価だし、転職先もぜんぜん反応しない。
始めたときには何か目的があって始めたはずです。その目的が達成されていないということがネガティブな口コミや意見の背景にあるようです。
では、どうしてそんな結果になってしまったのでしょうか?

使えないという口コミはどうして生まれているか
口コミから背景を読み解くとおおむね3つの理由が浮かび上がってきます。
①資格取得が人生設計とリンクしていない。
②とりあえず関係ありそうな資格をてっとりばやく取ってしまっている。
③比較的平易な初級資格に大きな期待を持ち過ぎている。
この3つの理由について深く見ていきましょう。
資格取得が人生設計とリンクしていない
まず、口コミを調べてわかることは、ライフプランが描き切れていないのでは?ということです。
その資格を取ることで将来自分がどんなふうになりたい、なろうとしているのか。どんなポジションに就きたいのかなどの具体的な将来像、イメージがおぼろげなまま取り組んでいるようです。
【失敗】簿記3級を取っても役に立たなかった


今の営業部門から事務職の経理部へ移りたい。でも実務経験が無いのでまずは経理事務に必要な簿記を、それも基礎からしっかりと学んでいきたいので3級から始めよう!
こんな考えを持って実際に簿記3級を取得して評価時に努力項目として記載しても、

会社からは評価もされないし、異動の意向も確認されない。そればかりか、上司は今の仕事の業績しか評価せず、スキルアップしていることなどまるで無視。
こんな経験をすると感情的になるのも仕方がありません。衝動的に、八つ当たりでネガティブな口コミを投稿してしまうこともありそうです。
こうしたことが背景にある口コミは、一歩引いて冷静に眺めることが大切です。
今の仕事は、会社が適正を見極めて採用、配置したのですから、それを変えることは失敗した、損失につながることです。ですから、何かやらかしたという以外はなかなか希望は通らないでしょう。
【成功】パートの雇用条件に簿記3級以上となっていた
では、派遣社員やパート事務として働きたい場合はどうでしょうか?
これなら有効に活かせそうです。
ただし、簿記資格を武器にして正社員を狙いたいなど、より高い希望があるなら、こちらも、簿記3級が即採用のキーになることは少ないと思われます。
小規模な会社で、伝票作業などの繁忙解消に人力が必要という場合などは信頼される可能性が高まります。
しかし、大きな会社で大規模な経理システムが動いているような場合には、資格よりも「人間性や適性の有無」で判断される部分が大きくなります。
今の自分のポジション、将来像をしっかりと描いてみることで、取るべき資格をハッキリさせる。

将来像に照らして取得した資格なら、ユーキャンで取った資格が使えないというような事態には陥らないはずです。
ぜひ、事前に熟考してみてください。
とりあえず関係ありそうな資格をてっとりばやく取ってしまっている
資格取得前の将来像について話しをしましたが、「将来像を描かないままとにかく手あたり次第、または皆が取っている人気資格をという気持ちでてっとりばやく始めてしまうひと」も使えないという評価をしがちです。
【失敗】MOSを取っても評価も何も変わらなかった

MOSは人気の資格ですが、それを活かす仕事に就いているかどうか、取得後に仕事上の成果につなげることができたのかが重要です。
結果がなければ、努力値は上がりますが評価そのものがグッと上がることは難しいでしょう。
【成功】自己改革にMOSを使った
一方で、自分の弱点や指摘を受けた点を改善するために利用してうまくいく場合もあります。

計算やちょっとしたミスがあるので上司から注意されがち。そこで、努力しているという証明にもなるかとMOSを取得。伝票なども注意深くチェックしてミスをしないように注意。結果として評価時には努力点はもらえた。簡単に取れたので、まあまあ役立った。
社内評価につなげるには、こうした改善効果や結果が必要です。PCスキルは果てしないので、MOS単体では正社員の評価は上がりにくいのが現実です。
実際の業務の遂行度が上がるという結果につながれば、資格取得の努力も報われるわけです。
【成功】これまでの履歴の証明のために取得して成功
これから派遣社員として働こうという場合には無駄にはならない、きっかけになりこともあるはずです。
MOSを持っていることが、実務経験と履歴書の裏付け証拠となることもあります。
【マサカ元営業課長の経験談】
経験上、資格を活かした仕事を期待することも多くありました。
営業上の取り組みを取りまとめるために、会社が持つデータを抽出してとりまとめ、方針にそってターゲティングするための基礎資料を作る。
その仕事には、社員よりもPCスキルが高いMOS取得者(女性)の派遣社員を雇用してもらいました。
その方は、結婚退社される前はデスクワークで主にデータ集計などに携わっていて、本人もPCスキルには自信があるということでしたし、MOSもお持ちということで信頼できるなと判断できたわけです。
結果として思い通りのものが出来上がったので、メンテナンスや改良も考えて、営業企画担当部門で長期で働いてもらうことにしました。専門職として右腕になってもらったわけです。
その後、僕が評価で太鼓判を押したこともあり、販売子会社でデスクワークの正社員として雇用となりました。子会社は、親会社と比べて給与が2割から3割程度低いという実態がありましたが、福利厚生は親会社とほぼ同じ、地域の異動が無い、仕事内容の変更が少ないなどのメリットも多く、喜んでいただきました。

【よくある口コミ】英検を頑張ったが人事にも影響なしってどうなっている?

会社の推奨する資格をとったのに報われない、そんなひとも多いようです。
語学力はとても大事なビジネススキルですが、将来それを活かす仕事を目指しているのかどうか。例えば、海外赴任をする希望があるのか。
資格との紐づけは大丈夫でしょうか。対顧客の必要性を超えて語学力が求められることは実際にはほとんどありません。
海外赴任となると英語力が求められますが、ハードルはかなり高くて、TOEICでは800点ぐらいが分岐点です。そのくらいあれば海外赴任も視野に入ります。
しかし、これはなかなか高いハードルです。頑張って勉強するには、本気で海外で働きたい、候補者になっているというような強烈な動機や背景が必要です。
【うまくいった例】
普段の仕事の中で活かすことができてよい結果につながった例もあります。
持っている資格とスキルが一致して認められることもある、やはり資格は活かし方次第ということですね。
【会社のホンネ】会社には資格勉強をさせてでも、、、という思惑もある
どの会社も社員評価は常に最上位の重要課題、常に悩んでいる重大項目です。それでいろいろなことを求めてはきますが、やはり重要なことは、その資格を取得したことで実際の業務上の成果をどれだけあげられるようになったかです。
教養レベルがあがったということでは、努力値が加点されるでしょうが、絶対的な評価にはならないことが多いのです。
正社員などより良い条件で働きたい場合も、正社員に求められている資格を持っているというだけでは採用の切り札としてはまだ足りません。
正社員に資格取得を求めている背景には、「サボらせたくない、将来の振り分けにスキルアップやリスキリングさせたい※」という思惑もあります。その資格自体が社員の絶対条件にまでなっているとはいえないからです。
比較的平易な初級資格に大きな期待を持ち過ぎている
これまで記事で書いてきたように、資格にはその目的が必ずあります。資格は階層化されています。目的が高度であればあるほど難しい資格となり、取ればステータスが得られます。
ですから、比較的平易な資格を数多く取ったとしても、必ずしも評価や就業転職につながると限りません。切り札に使えるシーンが狭くなります。
良くない例として、
再就職や転職に有利にならないかと思い、とにかく数打てば当たる式でどんどん資格を取ったとしても、求められている業務上のスキルと整合性がなければ積極的な評価は得られにくいのも現実です。
逆に、それだけの資格を取った動機は何なのか、それをどう活かしてきたかを問われることにもなります。
また、資格はしっかりとしているものの、実際にその資格を活かした仕事をしてきた実績がゼロならば初心者と同じ評価しか得られません。
資格マニア的なに見られて損をしているひとも、ユーキャンの資格は使えないという口コミを多く投稿している傾向が見られます。
ユーキャンの資格を使えるようにするためには、自分の目標やニーズに合った資格を選ぶこと、その資格を活かして経験を積めることが大事です。
【よくある口コミ】調剤薬局事務なんて役に立たない?

いろんな口コミの中でも不人気な調剤薬局事務資格。
近隣の大きなドラッグストアで良い条件で働きたいということで取ってみても、この資格がなければ働けないできない仕事ではありません。それで役立たないという結果になります。
大手では調剤薬局を開いて、お薬の調合からお渡し、代金支払いまですべてを行っています。でも、調剤薬局事務資格がなければ事務ができないわけではありません。そこには、薬剤師や登録販売者などより専門的、高度な資格を持つ人が働いていて、事務処理を同時に受け持っています。資格者を配置するまでもないのです。
【上手な例】経歴を活かすための証明にする
こうした経歴を履歴書に書けるなら目に留まる可能性もあります。
代用が効く仕事の場合には、資格よりも経験が問われることの方が多いのです。資格はその裏付けとして証明書代わりとして使えば、ユーキャンの資格は使えないということにはならないはずです。

目的に合った資格を取ることが大切
ユーキャンの資格が使えない、ユーキャンで資格を取ったものの全く使えないという口コミの背景には、資格以前に大事なことがある、それがしっかり、ハッキリしていないということがあります。
資格取得の目的や今後のライフプラン設計などを考えたうえで、有効な資格を目指すことがいちばん大事なのですね。
資格には違いがある
持っていないとできない | 持っていなくてもできる |
・登録販売者 ・税理士 ・電気通信主任技術者 ・看護師 | ・調剤薬局事務 ・簿記(経理業務) ・ITパスポート ・医療事務 |
資格には、その資格がないと仕事ができないものと、その資格がなくても仕事ができるものとがあります。なくても仕事ができる資格の場合、「取っても使えなかった、評価されなかった」ということがおきることがあります。
こんな経験をしたひとが、感情論で口コミを投稿している一面があることも見逃せない点です。ネットでは人物や背景が見えないため、頭から信頼してしまうことは危険です。読み解く、推論することがとても重要です。
【おすすめ】リスキリング資格を狙う

事業環境が大きく変化している業界では、次なる飯の種を探すことが急務です。その場合、中途採用などで人材を補うこともしばしばあります。
ここを狙って資格を取るという方法はあります。現状に不満があったり、新しいことに挑戦してみたい気持ちがあるなら、会社が描く未来像に乗っかるわけです。
今ならAI系を始めたとしたコンピュータ系の資格がおすすめです。これからはますます一般事務的な仕事はなくなっていきます。AI利用で解決する分野が格段に広がっていくからです。つまり、「上手な使い手になるか、AIの作り手になるか」の2択です。
会社(今勤めている、入りたい、転職したい)が力を入れて募集している分野の勉強を始めてみるのもおすすめです。まず、手始めにその分野の簡単な資格を狙って、リスキリングやキャリアアップをスタートさせるのも良い方法です。
ただし、注意したいのは、誤解を受けることにつながる可能性があることです。

IT系の営業を磨こう、進歩に遅れまいとして簡単なものからIT系資格を取りまくって、プログラムの勉強も始めたら、課長から「SEになりたいのか?」と聞かれてびっくり。
社員が資格を取る場合には、その動機が何であるかはとても重要です。どんな目標で学んでいるのかを上司にしっかりと話しておくこともポイントです。
ユーキャンであれユーキャン以外であれ、資格取得には大事なポイントがあるということです。そこを押さえることが活かせる資格を取ることにつながるということです。
ユーキャンの資格は使えないではなく、ユーキャンの資格をどう活かすを考えてみる設計図を作りましょう!
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