経理 資格 主婦|簿記を取る?賢い選択だけがあなたを救う
40代主婦が再就職で正社員になった経理の資格
ひょっとして、こんな希望や悩みがありますか?
子供の習い事や将来のために資金をためたいし、家計にも余裕が欲しい。
なんとか子育てしながら働きたい。
元々はOLとしてバリバリ働いていたとしても、やはりブランクは埋めがたくて不安だらけ。
でも、会社勤めを辞めて専業主婦になってもう10年もたっている、、、。
ブランクがあり過ぎて面接で落とされそうだし、資格でもあればなんとかならないかな?そんな気持ちから、お勤めを再開したい主婦が真っ先に考えることは、
- 育児と両立できる在宅仕事の資格を取りたい
- 仕事復帰後にできる副業の資格を取りたい
- 収入アップにつながる実用的な資格を取得したい
再就職に有利になる資格に熱視線、、、
そんな主婦に一番注目されて大人気なのが「簿記」の資格。
主婦に「簿記」が人気なのには、わけがあります。再就職や上位職パートでデスクワークをしたい!という主婦が大半だからです。
【条件にしている企業を探しまくる】
専業主婦でブランクがあったけど、
「簿記2級」資格を持っていることが条件の求人にひっかかることができた!
ホント、頑張って取っておいてよかった!
コツは、簿記を条件にしているところをしつこく探して待つ!
【努力で運が開けた】
できれば通勤が近いところがいいなと思い、
ハローワークで聞いたら「簿記は採用に有利」っていうことだった。
簿記2級なら連結など難しいこともできるようになるらし行って聞いたので1年かけて合格。
不動産会社勤務をゲットできた!
【得意+簿記で価値をアップ】
正社員狙いでなんとか自己アピールしたいと思っていたところ、
「パソコン+簿記」なら即戦力と思われるので有利らしいという情報。
それで、MOSと簿記を取って求人サイトに登録したら、
小さい会社だけど「総務経理給与の何でも屋さん」で正社員になれた!
主婦が仕事のブランクというハンデを超えていくには、やはり、
- ブランクを利用してスキルを磨いた前向き姿勢
- 実用性のある技能を持っている
仕事への熱意や努力が評価されるようです。
はり、「アラフォーから40代の専業主婦が再就職するには資格が武器になる」と言えそうです!
40代主婦が経理の資格を取るのは難しい?
でも、実際には、気持ちとはうらはらに、
- 資格を取得したいけど自分に資格が取れるのか全然自信がない
- 試験を受けようにも、家事や育児でなかなか家を空けられない
変えられない現実にぶつかって、なかなか前に進めない主婦が多い。
さらに、
- 子供にお金がかかるので、資格を取るにも大きな支出は無理
- 自学自習しようと教材を買ったけど、スキマ時間で上手に学べない
- わからないことをネットなどで調べているだけで時間が過ぎていく
1日のタイムスケジュールが定時に進行していくのが専業主婦。
自分の時間は限られてくる。
そもそも、勉強なんて学生時代以来のこと、集中力もグンと低下している。
「効果のある自学」をすることはとても難しいのが実態です。
実務ができなくても簿記2級を取れば有利?
実際には、そうとは言い切れません。企業が求人を出す場合のほとんどが、
- 代替要員としての即戦力
- 教育にお金をかけずに済む人材
便利に即使える人材を求めていることが多い。資格があるからといって、まったく実務経験がないなら資格の有利さは低くなります。
資格を取るにあたって注意すべきことは、
- 実務の空白が長いのに資格だけ満載の履歴書は嫌われる
- 資格が実務に優れているという証明にはならない
資格の持つ意味を理解しておくことです。
あくまでも資格は自分のキャリアを後押しするものです。
万能でそれさえあれば大丈夫というものではありません。
特に面談時には、資格を持っていることを押し出してもあまり効果がないようです。
資格を取ろうとした背景にあること、
- 就職するための努力
- 自分の将のための投資
- 仕事への熱意
を持っていることを理解してもらうことがいちばん大切です。資格は自分の決意や熱意の結果という位置づけです。
育児休職を使って、どんどん資格を取って履歴書に並べる人もいます。でも、逆にそうした行為は「資格マニア」と取られることも多いようです。
あくまでも、実務経験に裏打ちされていることが大事なのです。
主婦におすすめと言われる簿記ってどんな資格?難しい?
簿記には3種類の検定と段階(級)があります。
簿記の資格検定は、
・日商簿記
・全商簿記
・全経簿記
の3種類。
日商簿記は、日本商工会議所系の全国の商工会議所が主催する検定試験。
主婦が狙う、社会人が受ける簿記資格が日商簿記です。
全商簿記は、全国商業高等学校協会が主催する検定試験です。
就職先企業で取得する簿記資格は日商簿記が多いため、どちらも受験する学校もあるようです。
全経簿記は、全国経理教育協会が主催する簿記の検定試験です。
文部科学省が後援している民間資格。
上級に合格すると税理士受験資格がもらえる。
一般的に、就職で有利に働くのは、
- 日商簿記の2級以上
- 全経簿記の1級以上
- 全商簿記の1級以上
とされます。
主婦が「就職に有利に働くことを目的に取得する」なら、日商簿記2級以上を狙うことになります。
もし、再就職後は独立しようと考えているなら、最難関の「全経簿記上級」を取って税理士を目指すこともできます。
税務を一から独学するのはかなり難しいこと。
そこで簿記を学びながら企業会計の理論と実務を蓄えたうえで税理士を目指すのは良いコース設定です。
その間就職して実に携わることができれば、知識を実際に活用して理解が深まるメリットもあります。
税理士事務所を開く、とてもステキな夢ですよね!
簿記検定の合格率
各簿記検定の合格率は次のとおりです。
日商簿記 | 全経簿記 | |
---|---|---|
レベルと合格率 | 1級(8~10%) | 上級(20%程度) |
2級(10~30%) | 1級(商業簿記40%程度 原価計算・工業簿記50%程度) | 1級(45%程度) |
3級(40~50%) | 2級(商業簿記40%程度 工業簿記80%程度) | 2級(70%程度) |
初級(50~60%) | 3級(70%程度) | 3級(60%程度) |
基礎簿記会計(70%程度) |
簿記検定の概要
各検定の概要は次のとおりです。
【日商簿記】
<試験日程> 【1級】年2回(6月第2日曜日・11月第3日曜日) 【2,3級】年3回(2月第4日曜日・6月第2日曜日・11月第3日曜日) 【初級】ネット受験(試験施行機関が日時を決定)
<試験範囲> 【1級】商業簿記・会計学(90分)、工業簿記・原価計算(90分) 【2級】商業簿記・工業簿記(120分) 【3級】商業簿記(120分) 【初級】簿記の基本(用語や複式簿記の基礎)(40分)
<受験料> 【1級】7,710円 【2級】4,630円 【3級】2,800円 【初級】2,160円
<合否ライン> 【1級】70%以上、かつ、1科目ごとの得点は40%以上であること 【2,3級,初級】70%以上
<受験資格> 年齢・性別・学歴・国籍に関係なく、誰でも受験可能 ※何級からでも受験可能 ※各級の同日受験可能
【全経簿記】
<試験日程> 【1~3級・基礎】 年4回(2・5・7・11月の日曜日) 【上級】 年2回(2・7月の日曜日)
<試験範囲> 【1級】会計(1時間30分)、原価計算(1時間30分) 【2,3級】商業簿記(1時間30分)
<受験料> 【上級】 7,500円 【1級】 商業簿記・会計学:2,200円 原価計算・工業簿記:2,200円 【2級】 商業簿記:1,700円 工業簿記:1,700円 【3級】 商業簿記:1,400円 【基礎簿記会計】 1,200円
<合否ライン> 【上級】 各科目の得点が40点以上、全4科目の合計得点が280点以上 【1~3級・基礎】 1科目100点満点中、全科目得点70点以上
<受験資格> ・年齢・性別・学歴・国籍などに関係なく、誰でも受験可能 ・何級からでも受験可能。
※全商簿記は、商業高等学校生が受験するものであり割愛。
主婦が再就職に活用するための資格は、日商簿記2級、全経簿記1級です。
人気と企業側の求めが多いのは、日商簿記2級以上。
これに照準を合わせて取り組むことになると、
・試験は6月と11月
・合格率は10~30%
・受験料は4,630円
ということになります。
OL時代に事務処理で経理処理をしていたり、経理部門で事務をしていたなら2級から。経験がほとんど無いなら、3級からというスケジューリングも立てられます。
目安として、
・日商簿記2級クラスなら100時間程度の勉強時間
・それ以上ならその倍以上の勉強時間
とされています。
100時間は、1日1時間なら100日(約3か月)を必要とします。
これは、最低時間なので、もっと長くかかる場合もあります。
スキマ時間で主婦が資格を目指すときには、半年~1年間で取得することを目指してスケジュールを立てることになります。
注意したいのは、
・年齢的には忘れっぽくなっているというハンデも。
・実務をしていない座学だけでは、記憶をとどめておくことはなかなか難しい面がある
計画的に学んで、いっきに取得してしまいましょう。
アラフォー冬が簿記2級で就職有利に?
専業主婦もアラフォーになるとかなりハンデが大きくなります。
- テキパキ度や柔軟性も大学生にはとてもかなわない
- 運動神経だって
飲食店などではまるごとハンデ。時間がたてばたつほど、どんどん不利な状況に追い込まれることに!
今はかつてないほど困難な時期、、、
- 環境が激変して失業者が増えていてバイトすら狭き門
- 年齢がいけばそれだけ不利になる
そんな中で資格をアキラメてしまえば、
・レジ打ち・スーパーの総菜作り・清掃などの3K仕事
どんどん希望の職種から遠ざかることに。もちろん、こうした職業は、直接人の役に立つ職業ですから、好きならOKです。
でも、デスクワークを第一希望にしているなら、もたもたしていると座席が埋まる状況になってきているのが現実。
【自分を活かしたコツコツ主義】 中学進学に合わせて再就職、、、なんとか小さな清掃会社に。 総務経理給与と何でも事務屋さん。 税理士が作ったエクセルの計算表はとっても小難しいのが難点。 そんな日々で「もっとスキルや知識があればなあ」と感じるように。 まずは、エクセルを徹底マスター目指して通信教育でスキル磨き。 あわせて簿記2級にも取り組み開始。 1年後にどちらも取得できた。 そんなとき、請求書が重複で届いていることを発見。 二重払いを防止して社長から特別賞をもらったときに、資格を取得してスキルを磨いていたことをお話ししたら、 「なんと正社員にしてくれる」っていうことに!
なんと超ラッキーなの!
【前向きが幸運につながった】 やっとみつけたのが、百貨店インナー店のパート店員。 雑貨類を販売するお店で主婦向け家庭雑貨を担当。 嫌いじゃないけど張り合いもなかった。 そんな日々がこのご時世で急にリストラ! 大ショックの中で考えたのは、デスクワーク目指して通信教育でスキル磨き。 狙いは簿記2級。 パートで稼いだお金で通信教育で半年間コツコツと、、、ノロノロと亀の歩き。 それでも、2回目でなんとか合格! ある日、賃貸マンションの管理会社の不動産屋さんに行ったら、 偶然事務員を募集してた。 「終日勤務で雇ってもらえることに!」
一見、運がイイだけに見えますが、「前向きな考えが前向きな結果を生む」のはもう法則。
主婦だからってアキラメているのは絶対に損な人生。
それに、ママの働く姿は子供にも良い影響を与えるようです。
【子供が応援団に】 探しに探して手に入れたのが、近所の有名な大手量販店で受付。 最初は娘が面白がって遊びに来たりといい雰囲気。 でも、やっぱりレジ打ちなどの単純作業では給与も限られている。 シフトで土日などの自由度も無い。 そこで資格を取ってデスクワークにありつくぞって決意。 パート勤務を半分の4時間に減らして、毎日2時間を目標に勉強開始。 それが、、、勉強なんて何十年ぶり、、、。 そんな私をみかねた娘がいろいろと協力してくれるように。 家事の手伝いもしてくれたり、勉強もダイニングで並んでいっしょに。 「ママ、頑張ろうね!」 うるうる、、、おかげでちゃんと合格できました。感謝です。
主婦は頑張り屋さんです。
毎日大忙しの日々をこなしてきた。
目標を持てばやれないことはないはずです。
短期派遣の経理職派遣という主婦の働き方もアリ
人生の出来事、イベントはシーンチェンジの絶好の機会かも!
急な展開であたふたするところを、逆転人生に変えてしまう強者が主婦。
【災い転じて福となす】 旦那が単身赴任に! ところが、案外いい面もあったりして、、、時間に余裕ができた。 そこで、「へそくり」を稼ぎたいっていうことで資格にチャレンジ。 前向きな自分でいるゾって頑張ったてなんとか2回目で簿記2級に合格! そんなある日、突然に旦那から連絡が。 子会社の2年縛りの経理社員を募集しているからどう? 単身赴任もあって、うまく採用されることに。 旦那は3年は行ったまま。 2年が過ぎるところで、別の子会社に回してもらえた(役得)。 そこで、また2年契約で働けている。 あと1年「へそくりを貯めに貯める」 娘とミラコスタ連泊して遊びつくす夢を叶えるんだわ!
人生のイベントや思わぬ出来事も、考え方一つで自分の未来が開ける、、、ですね!
簿記資格のいいところは、取り組みやすいところ、
- 自宅で自学できる
- 受験資格にしばりがないので今すぐスタートできる
- 受験は初回でもどのレベルからでもOK
そして、年2回の試験で半年期間で計画的に目指すことができる。
スキマ時間を有効活用する主婦にも始めやすい資格です。
簿記があれば総務経理で社会復帰に有利かもしれないけど、、、
アタマの中では「うん良さそう」、「やってみようかな」と思いつつも、、、
ひとり孤独にお勉強なんて、やる気を維持できるか不安・パソコンやネット環境の整備が必要なのでは・わからないところをフォローしてもらえないと進まないかも・不合格ならお金が無駄になってしまう。
こうした不安や心配事も出てきますよね。でも、多くの主婦が解決、乗り越えてきているので大丈夫。
通信教育なら学習スケジュールがあるので「やらねば」モードになれる・今は全てスマホでOKがほとんどで安心・質問は自由で回数制限も無しのフォローが充実している・レベルにもよるけれど、「落ちたら無料」っていう大胆なところもある。
今は、主婦の資格取得がとても多くなっている。
そのため、
・主婦が取り組みやすいように工夫がされている。
・質問対応などフォローも主婦の意見を取り入れて充実させている
・合格まで完全指導の体制でしっかりと指導してくれる。
競争が激しくなるにしたがって、合格率やサービスの充実競争が激しくなっているのが通信教育、資格業界。
潜在的に大きなユーザである「主婦」へのフォローはますます充実してきています。
主婦の社会復帰に有利な簿記資格とは、、、早い者が勝つ
簿記は、数ある資格の中でも一番人気で、実際に使える求められている資格の代表格。
しかも、主婦であっても、
- 初心者でも資格取得までしっかり学べる仕組みが提供されている
- 子育て中や勉強が苦手な人でもしっかり学べる教材がある
- 通信教育を選べば、専門学校や教室に通うよりもかなり安い費用で済む
かなり良い仕組みが整っているのも簿記資格のおすすめなところ。
確かに、迷いや不安はありますよね。
でも、そうして時間が過行くままになってしまうとどんどん不利な状況に追い込まれることに!
今はどんな時節?
- 環境が激変して失業者が増えていてバイトすら狭き門
- 年齢がいけばそれだけ不利になるだけ
そんな中で資格をアキラメてしまえば、
・レジ打ち・スーパーの総菜作り・清掃などの3K仕事
どんどん希望の職種から遠ざかることに。
もちろん、こうした職業は、直接人の役に立つ職業ですから、好きならOKです。
でも、デスクワークを第一希望にしているなら、もたもたしていると座席が埋まる状況になってきているのが現実。
それに、行動が進まないと、気持ちにも変化が起きるのも怖い。
×気持ち、意欲が薄らいで、停滞ぎみになる。
×仕事を選べる範囲がどんどん狭くなって妥協に走る
さらには、AIなど自動化の進歩も激しいので、
- このままノースキルだと10年後は仕事がない
- 今ある職種の半分以上はなくなると言われている
こうした時代の流れが押し寄せてきているのも大きな不安要素です。
綺麗な仕事を目指したいなら、もう一刻の猶予もないというのが本当の現実です。
だからこそ、早く資格を取って、
- 短期でも実務経験を詰んで自分の価値を高める
- 職場適応性を高める
- 家庭との両立のリズムをつかんでいく
主婦ならではの工夫も大事になります。
主婦の再就職とその後の仕事を有利にするためには、早く資格を取ることが大事なのです。
Writer:おたか<多嘉子>
元大手企業SE(元オンナバリキャリSE)。